第4章 セッション対策 セッション乗っ取り:#3 https:の適切な適用 https:による通信経路の防護 Webアプリケーションには、パスワード入力、個人情報表示、クレジットカード番号の取り扱い等、他人に通信を傍受されたくない場面をもつものがあり、それらのWebページではhttp:ではなくhttps:のスキームをもつ URLが使われる。 経路の守秘性を確保するために、HTTPと共に TLS (Transport Layer Security) のセキュアプロトコルが使われる必要がある。 (1) セキュアプロトコルで守るべきもの https:のセキュアプロトコルで守るべきものには次の2種類がある。 ユーザが目にする重要情報 セッションID パスワード、個人情報、クレジットカード番号、ショッピング明細等、[1] に該当する情報が他人に漏れてはならないのは分かりやすい。 しかし、ユーザの目に