某所での話。 進捗会議の度に進捗率を報告するのだけど、1週目「80%です」、2週目「90%です」、3週目「99%です」、4週目「99.9%です」等と報告して後が無くなりつつあるという話になっていた。 プロジェクトの進捗率報告には、 会議での批判を避けるために 見込みや 希望的観測 が織り込まれるために、こういう事態が生じていると見られているのだけれども、実は、こういった要素を取りのぞいても、「進捗率」はこうなる運命を持っている。 「とあるプロジェクト」の進捗をグラフにしたものを示す。 プロジェクトは、今はグラフの「期間B」の中盤位、進捗率で50%を超えたところだ。これから先の実際の進捗はもちろん誰も知らない。 「期間A」の頃は、なかなか進捗が伸びていかずに心配したけれども、最近は順調に開発は進んでいて、「期間A」での遅れも完全に取り戻した。特に問題も抱えていない。プロジェクトは順風満帆だ。