レッドゾーンの入り口(右)にある防護服の着脱場所で、中に入る準備をする医師や看護師ら。ガウンが不足しているためゴミ袋で代用し、感染症専門の看護師(中央)が、ウイルスの侵入を防ぐために手袋と服のすき間をテープで目張りしている=千葉県東庄町の北総育成園で2020年4月17日午後4時26分、黒田阿紗子撮影 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し、入所者が療養を続ける障害者支援施設「北総育成園」(千葉県東庄町)に設置された支援対策本部が、毎日新聞の取材に応じた。感染者発生を受けて官民が協力して施設を「病院化」した初めてのケースで、入所者の症状は回復傾向にあるという。現地では防護服などが不足する中、職員らが入所者の身の回りの支援を続けていた。 厳密に分けられる「レッドゾーン」と「クリーンゾーン」 入所者のケアを終え、感染の恐れがある「レッドゾーン」から防護服の代わりにゴミ袋をまとって出