去年始まった運転免許更新の際に、一定の違反歴がある高齢ドライバーに対して、義務づけられた「運転技能検査」の合格率が、およそ89%にのぼることがわかりました。 「運転技能検査」は去年5月に施行された改正道路交通法で導入されたもので、信号無視や逆走などの違反をした、75歳以上のドライバーを対象に免許更新の際に「正しい運転が出来ているか」などを調べるために、受験が義務づけられていました。 警察庁によりますと、「運転技能検査」は導入後、去年末までに全国でのべ7万7083人が受験し、合格者は6万9041人となり、合格率は89.6%でした。 一方で、全国の合格率にはばらつきがあり、最高は山梨県の98.5%でしたが、最低は島根県の72.1%となっていて、警察庁は、「ばらつきが出た理由は不明だが注視していきたい」としています。