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オンデマンド出版に関するleftyfoxのブックマーク (3)

  • 復刊はもうひとつの出版の「本道」である

    書籍の復刊は新聞書評に載らない仕事です。書評に取り上げられるのは、あくまで新刊書だけです。海外文芸作品の「新訳」なら取りあげられる可能性もなくはありませんが、復刊ではまず無理でしょう。また復刊書がベストセラーになることも滅多にありません。表舞台に背を向けた、決して「主役」にはなれない仕事です。しかし、だからこそ読者の願いを当に叶えることのできる仕事でもあるのです。 「復刊ドットコム」の活動は今年で12年目を迎えます。これまで5000点以上の復刊を実現させてきました。「復刊ドットコム」で復刊を実現する方法は、二つあります。一つは私たちが出版社交渉によって「ネット書店」として実現する方法。もう一つは私たちが「出版社」として実現する方法です(下図を参照)。 全体では前者が八割、後者が二割の占有率です。前者は投票数というマーケティングデータから、すべて私たちがリスクを負う買切仕入れです。復刊では

  • スウェーデン作家協会のオンデマンド出版サービス

    村上龍氏が電子書籍の制作会社G2010をITベンチャーと共同で設立したというニュースを、いつものようにTwitterのTL上で最初に目にした。一年前、スウェーデン作家協会が会員作家のために、廃刊や絶版になったのオンデマンド出版サービスDejavubok.seを始めたことをそれで思い出した。どちらも作家自身が直接出版に関わり始めたという点で共通している。その後、作家協会のそのサービスはどうなっているのだろうか?興味を惹かれたので早速、作家協会の会長に直接電話を入れてみた。 作家協会の会長からこのサービスの担当者としてAnna Forslundを紹介された。連絡先住所が作家協会の事務所とは別のところになっているので調べてみたら、電子書籍の制作会社Publit.seのオフィスだった。 スウェーデン作家協会 Swedish Writer´s Unionのオンデマンド出版サービス Dejavubo

  • 印刷屋が三省堂書店オンデマンドを試してみた

    電子書籍元年と何かと騒がしかった2010年、その締めくくりは電子書籍ではなくオンデマンドブックサービスだった。 三省堂書店が米国On Demand Books社の提供するオンデマンド印刷製機であるエスプレッソ・ブック・マシン(EBM)を店舗に導入するというニュースが入ったのは8月の上旬。 EBMを最初に導入する同業者はどこになるか、興味をもって見守っていた僕は驚きとともにそのニュースを読んだ。 Espresso Book Machine 僕がエスプレッソ・ブック・マシン(EBM)という、洒落た名前のオンデマンド印刷・製機の存在をWEBのニュースで読んだのは確か2008年のこと。割合にコンパクトな機械で、公共の施設等に設置可能だという。オーストラリアの書店が同年これを導入しているが、僕は(間抜けなことに)日では出版系の印刷屋がこれを導入するものと思い込んでいた。 EBMの初号機は200

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