社員の横領が発覚。どこの会社でも起きる可能性のある事件だが、会社は一体どのように対応すべきなのだろうか。本記事では、横領行為が発覚したあとの対応について見ていく。 まず「横領をした証拠」を集める 社員が億単位の金を横領・・・このような事件は、それなりに大きな会社でも起こるものです。このような横領行為が発覚したあと、会社としては、どのような対応を取ればよいのでしょうか。 ◆証拠の収集 いきなり、横領をしたと思われる社員を詰問しても、自分はやっていないというに決まっていますから、まず、証拠を集めてください。会社の経理・税務をやってもらっている税理士の方の協力を得ながら、契約書、発注書、請書、請求書、領収書などの調査、会社の預金通帳との比較、問題ある社員のメールの調査、取引先となっている会社への聞き取りなどを行います。 聞き取りを行った場合、どのような聞き取りを行い、どのような回答があったのかを