行政刷新相を兼務する蓮舫消費者相が「内閣府と消費者庁の二つの大臣室があるのはムダ」として、内閣府の大臣室を中心に執務する考えを同庁に伝えたため。同庁の大臣室は当面、会議室として使う方針で、すでに、大臣の執務机は部屋の隅に移され、会議用の大型机を運び込むなど、模様替えが進んでいる。 大臣室の広さは約136平方メートルで、国土交通省が設けた大臣室の基準面積(120平方メートル)よりもやや広い。同庁は、大臣室に加えて政務官室(約67平方メートル)についても事実上廃止し、会議室として使用する。ただ、蓮舫消費者相の任期中だけの措置で、以後の大臣が執務に使用したいと考えれば、元に戻すとしている。