印刷 公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人は2日、今年7〜9月の運用で3兆7326億円の損失が出たと発表した。収益率(運用利回り)はマイナス3.32%だった。世界的な経済不安による国内外の株価下落が大きく影響した。運用資産額は9月末時点で108兆8537億円になった。 四半期ごとでみると、比較できる08年度以降、リーマン・ショックの影響が大きかった08年10〜12月期(損失額約5兆7千億円)などに続く過去3番目の損失額となった。 運用先別に収益率をみると、外国株式がマイナス約21%、国内株式もマイナス約10%と落ち込んだ。運用資産の2割余りを占める株式で、約4兆円の運用損を出したことが響いた。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます関連記事〈ロイター〉日経平均大幅反落、公的年金の買いで8500円は維持(11/10)〈ロイター〉日経平均小幅続落、安値圏で公的年金の