アメリカを代表する週刊誌「ニューズウィーク」は、インターネットを通じてニュースに接する人が増えていることから、およそ80年の歴史がある紙媒体の発行を取りやめ、来年初めから完全に電子版に特化することになりました。 「ニューズウィーク」の発行会社が18日、発表したところによりますと、「ニューズウィーク」は、ことし12月31日号を最後に紙媒体の発行を取りやめて、来年初めから完全に電子版に特化するということです。 「ニューズウィーク」は、1933年の創刊以来、ライバルの週刊誌「タイム」とともにアメリカの世論に大きな影響を与えてきました。 しかし、インターネットを通じてニュースに接する人が増え、紙媒体の広告収入が減少したことから経営難に陥り、2010年には親会社の「ワシントン・ポスト」が僅か1ドルでほかの会社に売却しました。 その後も、タブレット端末の急速な普及などを背景に紙媒体の読者の減少に歯止め