超基本からちょっとしたワザまで、ガンプラを素組みで作る“コツ”を、プロモデラー・桜井信之氏が指南する本コーナー。 今回は、モールドを際立たせ、よりリアル感を持たせることのできる「ウォッシング」という技法を紹介します! ▲HG シャア専用ザクII 1 ここでは『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の第一弾キットである「HG シャア専用ザクII」を使って“ウォッシング”を行っていきます。“ウォッシング”はスミ入れと同様エナメル系の塗料を使うのが一般的ですが、油性アクリル塗料(通称:ラッカー系)で基本塗装をしない場合は下地塗装を侵すことがないので、エナメル塗料を使う必要がなく、油性アクリル塗料や水溶性アクリル塗料(通称:アクリル系)を使っても問題ありません。しかし今回は塗料として伸びや定着力がよく、色数が豊富な油絵の具を使って“ウォッシング”を行います。 2 油絵の具は顔料にリンシードオイル