常用漢字じゃなかった「岡」「熊」「埼」「阪」「鹿」… 都道府県名で使われている「岡」「熊」など11字が新たに常用漢字として追加されることについて、68%が「望ましい」と答えたことが13日、文化庁の世論調査で分かった。「望ましくない」は3%、「どちらとも言えない」は24%だった。 文化審議会の漢字小委員会は常用漢字の改定作業を進めており、「岡」「熊」のほか、「茨」「栃」「埼」「梨」「阜」「奈」「阪」「媛」「鹿」の都道府県名に使われる11字などを追加する試案をまとめている。調査は見直しに合わせて今年2〜3月に実施。16歳以上の男女4108人から回答を得た。 追加候補の中で「読みにくいので仮名書きが望ましい」とされた漢字は、語彙の「彙」が回答者の14%に上り、毀損の「毀」、恣意の「恣」はいずれも11%。隠蔽の「蔽」10%、憂鬱の「鬱」8%―などだった。 「振り仮名を付けるのが望ましい」とさ