5.「中央仏教学院通信教育部専修課程」のこと 一見安易そうに見える「中央仏教学院通信教育部」での宗門に関する勉学は、想像を超えて厳しかった。大量に送られてくるテキストと、何科目にもわたるレポート課題。全科目必履修・必修得。通信教育であるのでスクーリングがあるのだが、それが1回につき連続3日で、京都または富山での受講。おまけにスクーリング時に特定の科目の筆記試験、実技試験が行われたのである。卒業までに修得しなければならない科目は、 ・宗教(1・2・3年次) ・仏教(1・2・3年次) ・真宗(1年次) ・真宗Ⅰ(2・3年次) ・真宗Ⅱ(2・3年次) ・仏教史(2・3年次) ・真宗史(2・3年次) ・寺と教団(1・2・3年次) ・伝道(1・2・3年次) ・おつとめ(1・2・3年次) の24科目であった。 おかげで、通常3年間で卒業のところ、5年間も要してしまった。教員としての業務を最優先させる中