3Dプリンターの普及で、義手や義足が大きな変貌をとげつつある。価格や軽量化もさることながら、“革命的”変化はそのデザインにも及び、義肢は単なる人工の補助具という粋を越えた存在として注目されている。 《義肢》 外傷や病気などで手足を失った場合に用いる人工の手足。主に義手と義足に大別されている。どちらとも生体と義肢とのインターフェイスとなるソケットと呼ばれる部分は、使用者の装着感だけにとどまらず、その義肢の目的を達成するために非常に重要な役割を持っている。〔日本義肢装具士協会より〕 3Dプリンターで製作、スーパーヒーロー風のクールな義手 生まれつき右手が不自由なマクサンス君(6)に8月17日、米の非営利団体「e-NABLE」から、3Dプリンターで製作した義手が贈られた。アニメや映画に登場するスーパーヒーローさながらのデザインの義手に、マクサンス君は大喜び。 子どもに「スーパーヒーロー」の義手