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東京オリンピック開幕までわずか7週間という時期に、日本では人口の3.5%しかワクチン接種を終えていなかった。イギリスの友人たちが接種時のセルフィー(自撮り写真)をうれしそうにSNSにアップする一方で、ここ日本の首都・東京にいる私たちは、クリスマスまで注射針を見ることはないかもしれないと冗談を言っている状況だった。
東京の夕暮れの空は素晴らしい。こちらの体力を奪う日中の気温と湿度が次第に和らぎ始める、その宵闇の時間こそ、今年の夏にこの街を訪れた大勢の記憶にとどまる光景の一つ、大勢が名残を惜しむ景色の一つだろう(文中敬称略)。 ほかに類を見ない今回の大会にも、宵闇が訪れている。オリンピック関係者は荷物をまとめて、この街を離れようとしている。とすればなおのこと、現代において最も開会の是非が問われた大会の一つだった東京五輪が、今後どのように記憶されていくのかが、今後あらためて問われるようになる。 もちろん、どのオリンピックもほかとは違う。しかし「東京2020」は本当に、前例のない大会だった。この17日間で確かに、劇的なスポーツのドラマが相次ぎ展開された。しかしそれでもこの大会は今後もずっと、「コロナ五輪」、「COVID五輪」として記憶される。今のパンデミック下の初のオリンピックで、緊急事態宣言下で開かれる初
日本銀行は21日の金融政策決定会合で、金融緩和策を強化するため金融政策の枠組みを変更することに決めた――のだが、この発表が遅れたため、金融関係者たちの昼休みに大きな打撃を与えた。その結果、ツイッターには、アナリストやトレーダーたちのぼやきが飛び交うことになった。 日銀は、マネタリーベース目標を廃止し、長期金利を「0%程度」にまで誘導すると目標を設け、国債買い入れで金利を操作するなどの新たな金融緩和手段を導入すると発表した――のだが、それが分かるまで、金融関係者たちは机から離れられず、パソコン画面から目が離せず、ひたすら待った。待ち続けた。たまにたわむれに「リロード」を押してみたりしながら。
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