発表、そしてその翌日の実物提供まで電光石火だった―。Googleは9月1日、独自のWebブラウザ「Google Chrome」の存在を公式に認め、翌日リリースした。“GoogleのWebブラウザ”は、予想できないことはないし、うわさにもなっていたが、その登場はIT業界にとっては大きなサプライズだった。9月初めの関連メディアはGoogle Chrome一色となった。 まず、この1週間を振り返って見てみよう。 9月1日:Google関連情報の非公式ブログGoogle Blogoscopedが、「Google Chrome, Google's Browser Project」というタイトルで、同社がChromeというWebブラウザをリリースすると伝えた。すぐにGoogle本家のブログが後追いする形でこれを認めた。ここで、同社の製品マネジメント担当副社長であるSundar Pichai氏が、翌日に