NTT持ち株会社は,今後5年間のグループの戦略を示す新たな中期経営戦略を公表した。グループ内の連携を一層強化し,NGN(次世代ネットワーク)をはじめとする次世代インフラをサービスの基盤とする。地域IP網も2012年度末までにNGNに置き換える。並行して,収益の柱をIP系とソリューション系にシフトする。 NTT(持ち株会社)が,今後5年間で推進する新経営戦略「サービス創造グループを目指して」を公表した。核となるのは,グループ連携のさらなる強化である。固定通信と移動通信のサービス融合を進め,ユーザーが利用する端末や場所に関係なく映像配信サービスなどを提供できるようにする。 グループ連携を踏襲しサービス融合 具体的には,NGNを使った高品質映像のテレビ会議に,外出先から携帯電話機で参加する,といったサービスを想定している。こうしたグループ会社の連携で実現する「融合サービス」を2011年度から徐々