◆「活動日誌など寄贈を」 県立図書館が、東日本大震災の体験や避難所での暮らし、ボランティアとしての活動日誌といった「記録」の寄贈を呼びかけている。寄贈件数が年々減少しており、「震災を次世代に伝え、今後の防災に役立てるためにも協力を」と訴えている。 県立図書館は震災後、自治体による当時の対応の記録や、震災前後に作成された防災マップなどを集めてきたが、国立国会図書館の呼びかけで、2014年9月からは個人や民間団体にも資料提供を求めるようにした。14年度には14件寄せられたものの、15年度は4件、今年度は1件にとどまっている。 これまでに寄せられた資料は、千葉市や浦安市、習志野市の住民が撮影した震災当時の写真のほか、旭市の男性の手記「3月11日に家族が体験した津波」、電気設備の被害状況をまとめた技術者団体の冊子など。19件のうち整理が終わった10件は、千葉市中央区の県立中央図書館で閲覧できる。
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