待ち合わせの時刻よりもだいぶ早めに着いた。待ち合わせの時刻までちょっと本屋に寄ろうと思って少し早めに家を出たのだが、乗り換えがうまくいき、本屋で過ごす時間はたっぷりできた。そこで、いつもなら行かない棚に遠征して、本の探検をしようと思った。高額で、しかも私の興味がある分野の本はほとんどないから、大型本コーナーにはめったに足を踏み入れないのだが、きょうは時間がたっぷりあるので、大型本コーナーにも行ってみた。 「おお、こんな本が出ていたんだ」と発見に感動したのが、『地球のごはん 世界30か国80人の“いただきます”』(ピーター・メンツェル+フェイス・ダルージオ著、和泉裕子+池田美紀訳、TOTO出版、2012)だ。このふたりの著者の手による本で、同じ版元からでている『地球家族』は、私のオールタイム・ベスト10に入る傑作だ。そのあと出た『続地球家族』は、それほどでもなかった。『地球の食卓』は、書店で