県医師会の政治団体「県医師連盟」(塩見俊次委員長)は11日、衆院選で自民と民主の立候補予定者各2人、計4人の推薦を決めた。長年自民の有力支持団体だったが、民主の候補予定者を推薦するのは初めて。 1区は自民元職の森岡正宏氏と民主前職の馬淵澄夫氏、2区は民主前職の滝実氏、4区は自民前職の田野瀬良太郎氏を推薦する。3区は、一部の地区医師連盟が自民前職の奥野信亮氏を推したが、他の地区と調整がつかず、推薦を見送った。意見がまとまり次第、追加で推薦する可能性がある。 塩見委員長は「あくまで候補者個人を評価して決めた。ただ、会員の中には自民への批判や民主に期待する声があり、それが反映された結果だ」と述べた。【阿部亮介】