紹介 1970年代、松岡正剛が率いた初期工作舎。オブジェマガジン『遊』を刊行し、昼夜を問わず一時は200人が出入りした不夜城。従来にない編集方法と集団体制から、とてつもなく凄いことが始まっていたーー。荒俣宏をはじめデザイナー、編集者、写真家、舞踊家、画家、翻訳家ら多くの才能がここから生まれたのはなぜか。松岡、戸田ツトム、松田行正、祖父江慎らに取材し、破天荒な、夢のような、最低で最高の日々をよみがえらせるノンフィクション。 目次 はじめに 例外的な熱気 第一章 松岡正剛 なにもかも分けない方法 第二章 戸田ツトム 小さな声だからこそ遠くまで届く 第三章 芦澤泰偉 遅いことへの文句は出ない 工藤強勝 報酬はタブーの世界 山口信博 間違えるのも能力 松田行正 密度がとにかく濃い 羽良多平吉 最後までなじめなかった 第四章 森本常美 夢を見ていたよう 第五章 祖父江慎 おどろきしまくりの日々