ハリス米太平洋軍司令官 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】米太平洋軍のハリス司令官は23日の上院軍事委員会の公聴会で証言し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の完了時期について、当初よりも2年遅れて2025年になるとの見通しを明らかにした。在沖海兵隊8千~1万人のグアム、ハワイなどへの移転も同時期に実現すると指摘した。日米両政府が合意している嘉手納より南の米軍基地の返還・統合計画では普天間の返還時期を「22年度またはその後」としているが、辺野古移設が前提条件となっており、22年度の返還は困難との認識を示した。 ハリス司令官は「代替施設の建設を完了させるのは日本の責任であり、義務だ」とあらためて強調した。その上で「現在、2年超遅れている。25年までに完了するとみている」と述べた。 防衛省は2014年8月に辺野古の海底ボーリング調査を開始し、工事期間を9年と試算していた。 海兵隊の配備計画をま