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ブックマーク / readingmonkey.blog.fc2.com (3)

  • 書きなぐれ、そのあとレヴィ=ストロースのように推敲しよう/書き物をしていて煮詰まっている人へ

    書き物をしていて煮詰まっているという人には、いつもする話があるから、今日はそれを紹介しよう。 レヴィ=ストロースはこんな風に書く。 「私のなかには画家と細工師がおり、たがいに仕事を引き継ぐのです。 カンバスに向うまえにデッサンをする画家のように最初の段階では、まず書物全体の草稿をざっと書くことからはじめます。 そのさい自分に課する唯一の規律は決して中断しないことです。 同じことを繰り返したり、中途半端な文章があったり、なんの意味もない文章がまじっていたりしてもかまいません。 大事なのはただひとつ、とにかくひとつの原稿を産み出すこと。 もしかしたらそれは化物のようなものかもしれませんが、とにかく終わりまで書かれていることが大切なのです。 そうしておいてはじめて私は執筆にとりかかることができます。そしてそれは一種の細工に近い作業なのです。 事実、問題は不出来な文章をきちんと書き直すことではなく

    書きなぐれ、そのあとレヴィ=ストロースのように推敲しよう/書き物をしていて煮詰まっている人へ
  • 問:史上最も有名で、最も戦闘的だった統計学者は誰か? 答え:ナイチンゲール

    意志決定する人たちが数字に弱い。 基的に、四則計算しか/もできない。 かけ算割り算(それと按分ってやつ)に大小比較が、今でも最高の意志決定手段だったりする。 どれだけたくさんデータを集めても、平均値しか求めない(し知らない)。 かつて広大な領土を持つロシアでは、統計は非常に重要視された。 ほとんどのケースで「この目で見る」ことがかなわぬ状況で、統計の活用は(マイクロソフトのビル・ゲイツがそうだったように/例えば電気料金の詳細データから、照明がついている=それぞれの事務室が使用されているのべ時間を割り出し、各セクションの仕事の進捗具合や、人材の過不足を知った)、しゃぶりつくすまで徹底的に活用された。 でなければ、統治は不可能だった。 そのロシアとサルデーニャが組み、フランス、オスマン帝国およびイギリスを中心とした同盟軍と戦った。 戦闘地域はドナウ川周辺、クリミア半島、さらにはカムチャツカ半

    問:史上最も有名で、最も戦闘的だった統計学者は誰か? 答え:ナイチンゲール
  • 人の書いた「私が読んだ本のリスト」は、どうしてこんなに悲しいのか?

    人の書いた「私が読んだのリスト」は、どうしてこんなに悲しいのだろう? 昔々、糸井重里が言っていた、「思わず友達の家の夕を見てしまった悲しみ」に似たところがあると思うのは気のせいだろうか? 友人宅がどんな夕の席で歓談を楽しんでいようが沈黙しながらべていようが、自分の家と比べて、オカズが一品多かろうが少なかろうが、そんなことは来どうだっていいことだ。 それでも「見なきゃよかった」という感に不意におそわれることを糸井は言っていたのだと思う。 誰か見知らぬ他人が、司馬遼太郎を読んでいようが、『ローマ人の物語』を愛読書にしていようが、田中芳樹をリストに入れていようが、そんなことは来どうだっていいことだ。 そんなことは、その人の知性や智慧や知識や教養文化と、ほとんど何の相関も(きっと、多分、お願い!)無い。万一あったとしても、そんなことは来どうだっていいことだ。 どこかの国の最高裁

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