中国外相、歴史問題で安倍政権けん制…国連演説 【ニューヨーク=水野哲也】中国の王毅(ワンイー)外相は27日、国連総会で一般討論演説を 行い、来年の戦後70年に言及し、「歴史は改ざんできない。真実をねじ曲げることはできない」と 安倍政権をけん制した。 首脳会談実現に向けて外相会談を行うなど関係改善の機運が高まる中、歴史問題では強硬姿勢を 示した。 外相は冒頭、「日本の軍国主義者による侵略は、3500万人以上の中国の兵士と市民の死傷者を 出した」と述べた。最後に「来年は反ファシスト戦争と抗日戦争から70年を迎える特に重要な年」 などと語った。 また中東の紛争などについて「強制的な行動は安全保障理事会の承認が必要だ」と述べた。 米軍主導のシリア空爆を念頭に置いた発言とみられる。 Yomiuri Online 2014年09月28日 18時44分 http://www.yomiuri.co.jp/