東日本大震災から立ち上がる被災地の姿を、サッカーJ1・ベガルタ仙台と市民の絆を通じて描いたドキュメンタリー映画が完成した。英国の映像監督、ダグラス・ハーコムさん(48)=ロンドン在住=が4年越しで取り組んだもので、日本以外では今夏に世界的な放映が決定。ハーコムさんは「あの時東北で何が起きたのか、そして復興は道半ばなことを世界に伝えたい」と話している。サッカーファンらから国内での放映を期待する声も出ている。【門田陽介】 映画は、成績が低迷していたベガルタが、津波で家族や仲間を失ったサポーターらの思いに押されてJ1で奮闘し、被災地に希望を与える姿を追った。