現役が終わってずいぶん語り口が柔らかくなったと思う。 そのおかげもあって、厳しい話も聞かせてもらった。 2008年12月6日、J1リーグ最終節で福西崇史の所属する東京Vはホームに川崎Fを迎えた。 試合前の状況では、東京Vは16位。このままの順位ならばJ2との入れ替え戦進出となる。 そしてもし17位に落ちれば自動降格だ。 そんな大切な試合の26分、川崎FのCKとなった。 ボールがこぼれて福西の前に転がる。 クリアしようとする福西に寺田周平がチャージした。 福西の右足はボールをペナルティエリアから蹴り出す。 だが同時に伸ばした左手が寺田の腹を打っていた。 岡田正義主審は目の前でプレーを見ていた。 そしてためらわず笛を吹き ペナルティスポットを指さした。 それとともに福西には赤いカードが掲げられた。 これが福西の現役最後のプレーとなってしまった。 だが、はたして本当にそれでよかったのか。 疑いな
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