自信、オープンマインド、全力、フェア、敬意、感謝、向上心、切磋琢磨(せっさたくま)、創意工夫、そして挑戦──。ガイナーレ鳥取の「10SPIRITS」のうち、他のクラブの追随を許さないのが、9番目の「創意工夫」である。最近、話題になった「野人と漁師のツートッププロジェクト」は、その典型例と言えよう。 きっかけは、野人こと岡野雅行GMが境港の企業にスポンサー営業をしていた時に耳にした、「お金はないけれどうまい魚ならいっぱいあるよ」という言葉であった。境港市は日本海屈指の良港として有名で、松葉ガニや本マグロなどの水揚げ量は日本一。そこで岡野は「選手獲得資金の募金をしてくれたお礼に、境港の海産物を贈るのはどうだろう」と思い立つ。結果、獲得できたのがフェルナンジーニョであった。 「やっぱりフェルナンジーニョ獲得のインパクトがすごかったですね。この間、東京で電車に乗っていたら、知らない人から『魚、買い
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