篠原 匡 ニューヨーク支局長 日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長を経て2015年1月からニューヨーク支局長。建設・不動産、地域モノ、人物ルポなどが得意分野。趣味は家庭菜園と競艇、出張。 この著者の記事を見る
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なんとなく……欧州のチームやJリーグの応援風景にも似てきたMLSのサポーターたち。シアトルの街の別名“エメラルド・シティ”の名を冠してファウンダースFCを応援している 今年、シアトルでマリナーズの取材に出向いたとき、地元紙の記者と話していて驚きのニュースを耳にした。 「いま、シアトルでいちばん人気のあるスポーツは……マリナーズじゃなくて、サウンダースなんだよ」 彼がニヤッと笑ったのは、マリナーズが不甲斐なく、観客動員が伸び悩んでいることをほのめかしたかったのだろう。 アメリカのメジャーリーグ・サッカー(MLS)は1996年にスタートしたが、シアトル・サウンダースがMLSに加入したのは2009年、昨年のことである。そして最初のシーズンの1試合当たりの観客動員数は30943人で、MLSの記録を塗り替えてしまった。 ちなみに昨シーズンのマリナーズの1試合あたりの観客動員数は27116人。もちろん
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