健康診断の数値やがん検診の結果に一喜一憂している人は多い。だが、これほど熱心に「職場健診」や「人間ドック」を行っているのは日本だけだ。過剰診断や無駄な手術の温床になっている検査ビジネスの不都合な真実。 「前立腺がん」は見つけないほうが長生きする 「日本ではがん検診の普及により、どの年齢層でも発見率は急激に上がっています。特に前立腺がん、乳がん、子宮頸がんの発見率の増加は著しいものがある。ただし、それらの病気による死亡率は横ばい、もしくは増加している。 本来であれば、検査技術が向上し、早期発見ができれば死亡率は減るはずです。しかし、現実にはそうなっていない。 考えられる主な死因は、不必要な手術や抗がん剤による『治療死』でしょう。統計上、治療死という項目はありません。たとえ、無駄な手術を行って患者が亡くなったとしても、それはがんによる死亡者数としてカウントされる。 つまり、発見されるがんが増え
![病気は早く見つけるほど早く死ぬ〜医者が言わない「不都合な真実」(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8ac41b2b354a0846f370136cd3b7a43785674fb6/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fgendai.ismedia.jp%2Fmwimgs%2F8%2F5%2F-%2Fimg_85ebf4926752461170570f389c07fb12103114.jpg)