「タンネンベルクラインが……」とか「まさに二つの思想の角逐といえるだろう……」とか,そういう記事の多いライターの徳岡正肇氏だが,意外(?)にも携帯ゲーム機でRPGを熱烈プレイし,しかも世界樹の迷宮シリーズのヘビーユーザーだったりするから,人は見かけによらないというか。というわけで,シリーズ最高の作品になったと徳岡氏が太鼓判を押す「世界樹の迷宮III 星海の来訪者」を紹介するしかないのが,今回の「徳岡正肇の これをやるしかない!」である。 「ウィザードリィ」に代表される3DダンジョンRPGは,それこそPCゲームの黎明期から存在する歴史の長いゲームジャンルだ。だがふと見ると,そんな3DダンジョンRPGが,最新の携帯用ゲーム機向けのタイトルに意外と多いことに気づく。 「世界樹の迷宮III 星海の来訪者」(以下,世界樹の迷宮III)は,そんな「携帯ゲーム機で楽しめる3DダンジョンRPG」の,代表作