スリランカと日本を拠点に活躍する写真家の石野明子さんが故郷を撮り歩く連載、「カメラと静岡さとがえり」。第9回は、魚好きにはお楽しみがいっぱい!の焼津市を歩きます。おいしい海の幸はもちろん、自由に釣りを満喫できる天然の釣り堀から、地域おこし協力隊が教えてくれる釣り教室、締めはエキチカの温泉まで。石野さんが自信を持ってオススメするスポットを盛りだくさんでご紹介します。 (トップ写真は「金寿し 地魚定」の海鮮丼) 海とつながった天然の釣り堀 日本語の「津」が船着場や港を意味している通り、焼津市は江戸時代よりカツオを中心とする漁業の町としてとても有名だった。明治以降は遠洋漁業が活発となりマグロ、カツオの水揚げ量も日本有数の港となる。そんな焼津は、魚好きにはたまらない町なのである。 JR焼津駅から車で5分程度の場所にある親水広場「ふぃしゅーな」のフィッシングゾーンでは、無料で釣り堀が楽しめる。しかも