辻村深月さん、若くしてエンタメ小説界の旗手になった小説家である。1980年生まれの38歳。2004年にメフィスト賞を受賞した『冷たい校舎の時は止まる』で鮮烈なデビューを飾り、32歳のとき『鍵のない夢を見る』で直木賞を受賞する。 華々しい受賞歴を持つ彼女にとっても、2018年本屋大賞を受賞した『かがみの孤城』は「自分の小説をどれか一冊、子供の頃の自分に手渡していいと言われたらこの小説にしたい」と語る会心の一作だ。
富山大学工学部知能情報工学科の玉木潔教授(42)から「漫画で卒業論文を描いた学生がいましてね。これが、とても素晴らしく、よく描けているんですよ」と聞き、卒論「量子テレポーテーション」の作者・上田太郎さん(23)に会いに行った。4月以降は故郷の愛知県へUターンし、自動車部品メーカーで勤務するそうだ。すでに実家への引っ越しを終えたという上田さんに卒業式の前日、取材をお願いした。なぜ漫画で描いたのか? どんな卒論なのか? そして、漫画家になるという夢を諦めてしまうのか? 玉木教授(左)と漫画による卒論について話す上田さん未来都市の風景から始まる上田さんの漫画卒論「量子テレポーテーション」の表紙 作品を見ると、1ページ目の未来都市を描いた筆致に、「オッ」と思わせられる。構図がユニークで、「漫画は趣味・特技のレベルではない。相当な実力である」と気づかされた。それもそのはず。上田さんは、集英社が主催す
BABYMETAL(ベビーメタル)は、ボーカル&ダンスのSU-METAL(スーメタル)、スクリーム&ダンスのYUIMETAL(ユイメタル)、MOAMETAL(モアメタル)の3人からなる「メタルダンスユニット」だ。メジャーデビューからわずか5年のグループが、メタリカ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ガンズ・アンド・ローゼズなど超大物バンドとの共演を果たし、旋風を巻き起こし続けている。先月20歳の誕生日を迎えたSU-METALに、これまでの活動のこと、歌うことへの思いを聞いた。(ライター・柴那典/Yahoo!ニュース 特集編集部) 2016年12月、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのUKツアーに帯同。ロンドン・O2アリーナ(撮影:Tsukasa Miyoshi 〈Showcase〉)
ライブ配信の代名詞だったUstreamブランドが、ついに消滅します。IBMのビジネス事業に取り込まれ「IBM Cloud Video」へ。Ustreamというブランドそのものがなくなる見込みです。 公式Twitterが非公開に。ブログでブランド移行を公表2017年4月、Ustreamの公式Twitterが、非公開アカウントになりました。ご覧の通り、鍵アカになり、既存のフォロワーも消えた形。もしかしたらフォロワーをブロックしたのかもしれません(筆者もフォローしていたが外されていた)。 この10日前、3月21日にはUstreamのFacebookページの名称が変わっており、4月1日には公式ブログで「UstreamブランドからIBM Cloud Videoへと移行する」とのアナウンスが出ました。 Ustream is IBM Cloud Video(USTREAM公式サイト) Ustream公式
ぺんてる株式会社が2月16日に発売したオレンズネロ。オレンズネロはシャープペンシルというジャンルでは、破格の値段ともいえる3,000円。シャープペンシルのフラッグシップモデルです。 しかしながら、発売以降予想をはるかに超えた売上となっており、発売後1か月経った今となっても、要するに需要に供給がまったく追いついていない状況です。一部ECサイトではプレミア価格となっており、実店舗でも入荷するとすぐになくなってしまうほどの人気です。 さて、そのオレンズネロ。まずはどういう商品なのかをご説明しましょう。オレンズネロはひと言でいうと1回シャープペンシルをノックしたら、芯がなくなるまでずっと書き続けることができる「自動芯出し機構」を持ったシャープペンシルです。ぺんてるのオレンズネロのテストでは、太宰治の「走れメロス」を最初から最後まで書き写すことができたそうです。もちろん「オレンズ」の名前からもわかる
ニッポン俳優名鑑 Vol.7 斉藤由貴 出演作『お母さん、娘をやめていいですか?』(NHK) 『お母さん、娘をやめていいですか?』に出演している斎藤由貴が怖い。 スティーブン・キングのモダンホラー小説に出てくるヤバい人を見ているかのようだ。 本作は金曜夜10時から放送されている連続ドラマ。脚本は『昼顔 平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)等で知られる井上由美子。 斉藤由貴は教師の娘・早瀬美月(波瑠)に対して異常な愛情を持つ過保護な母親・顕子を演じている。 第一話冒頭、デートで恋人を振った美月は、母親の顕子とメッセージ交換アプリで連絡を取り合う。 思春期にインターネットも携帯電話もなかった世代の人間としては、母親と携帯電話で友達のようにやりとりしているだけでも、結構驚くのだが、これくらいのことはいまどき珍しいことではないのだろう。 しかし、母親の顕子は娘を尾行しており、デートをしている
ちょっと前から「フランク三浦」という高級腕時計フランクミュラーのパロディネタ製品が話題になっていましたが、これに関して「<知財高裁>"フランク三浦"認める…ミュラーと区別できる」というニュースがありました。 知財高裁は「三浦」が日本人を連想させることや、フランク・ミュラーの腕時計の多くが100万円超であるのに対し、「フランク三浦」は4000~6000円である点などから「混同は考えられない」と結論付けた。 とのことです。 テレビでは「フランクミュラーがフランク三浦を訴えた」と言っていましたが、正確に言うと、「フランクミュラー側がフランク三浦の登録商標に無効審判を請求して無効にしたのに対して、フランク三浦側がそれを取り消すよう訴え(審決取消訴訟)、勝訴した」ということです。フランクミュラー側は、最高裁に上告するか、別の理由で無効審判を請求するしかないため、フランク三浦商標の登録は揺るがない可能
シーズンを迎えている花粉症。くしゃみやセキにお悩みの人も多いですよね。最近、ツイッターなどで「鼻の中に、ワセリンを塗ると症状が軽くなる」とにわかに話題になっています。 ワセリンは、原油を精製するときに出来る成分を原料に作られるゼリーで、保湿剤などに使われています。確かに花粉症は、鼻の粘膜などに花粉が付着して起きるわけですから、ゼリーを塗って花粉をシャットアウトしてしまえば効果がありそう。とはいえ、科学的な根拠はあるのでしょうか?そして本当に、効くのでしょうか? 一般に推奨される「花粉症対策」とはまず、国内で一般的に推奨されている、自分でできる対策法(セルフケア)を探してみました。少し古い資料ですが、厚生労働省による花粉症のパンフレット(平成19年発行)の患者さんに推奨したいセルフケアの項には次のような記載があります。 【外出時】 ・防御具を装着し、眼・鼻をガードする ・ウールの服は避ける
9月20日に宮城県で予定されていたヨットレース「タモリカップ東北大会」が、同期間に開催される人気アイドルグループ・嵐の宮城公演の影響で中止されることが、東北大会事務局への取材でわかった。 嵐の宮城コンサート、開催は大丈夫? 地元ではさまざまな混乱も 運営側は26日、東北大会の参加予定者に大会の中止を発表するメールを送付した。メールでは中止の理由について、「タモリカップの日程を決定した後、ジャニーズの人気グループ『嵐』が仙台で20万人コンサートを発表。発表と同時に嵐ファンが、宮城県全域にわたる宿泊施設をおさえ、瞬く間にホテルが満室。現在、お隣の県でさえ一部屋も空き室がない状況です」として、嵐の宮城公演の影響で現地の宿泊施設の確保が困難になったことを明かした。 東北大会事務局によると、東京から呼び寄せるパーティーの出演者やスタッフが50~100人程度に上り、同期間に現地でのスタッフらの宿泊を確
やっと生活がもとに戻った。 この二週間、初めて育児で「詰んだ」。 何となく頭が回らないなと思いながら日常生活を送っていたが、ふとした瞬間に熱を計ってみると40度を超えていた。もともと熱には耐性があるのか、熱が高いだけではそれなりに動けていたのだが、改めて体温計のスクリーンに40度の文字を見ると、急に寒気がした。 いま、妻が第三子を妊娠しており、つわりの状態がこれまで以上によくないため、起床から保育園の送りまでと、保育園の迎えから寝かせつけ、その他の家事を基本的にすべて引き受けている。もともと育児、家事は夫婦のどちらがということがないため、すべてのタスクをこなすことはできるが、10週~12週あたりの妻の状態は本当に病気のレベルだった。 僕の体調に異変があってすぐ、第一子が嘔吐した。熱を計ってみると40度あり、すぐに病院へ。診断名はインフルエンザ。幸い、予防注射をしていたので病状は軽かったが、
「ラッスンゴレライ」とはなにか? 今年に入って「ラッスンゴレライ」が、世の中をザワザワさせています。これは8.6秒バズーカーという若手芸人のネタのこと。彼らの場合は、手拍子でリズムをとり交互に歌いながらネタを披露します。年末年始のお笑い番組で注目され、若いひとたちを中心に一気に人気となりました。デビューからまだ10ヶ月の新人コンビですが、来月には早くもDVDの発売も決定しました。まだこのネタをご存知ない方は、以下の公式動画を観ればその内容を把握できるでしょう。 これを観て連想するのは、オリエンタルラジオ「武勇伝」や藤崎マーケット「ラララライ体操」でしょう。この両グループが、8.6秒バズーカーの前で「ラッスンゴレライ」を見事にカバーしたことも先日話題となりました。 最近は、このように瞬間的にブレイクする芸人が目立ちます。年に一組は必ず現れるような印象です。たとえば昨年は、「ダメよ~ダメダメ!
神奈川県相模湾沿岸に広がる湘南海岸といえば、サーフィンやヨットなどのイメージとともに、さまざまな小説や映画、楽曲の舞台になってきた地域です。いまや「湘南」という地名は、ひとつのブランドになっています。ところが最近、この湘南をめぐって論争が起きています。その論争とは「湘南はどこからどこまでか?」というもの。なぜいま「湘南」の範囲が議論になっているのでしょうか。 直接のきっかけとなったのは、黒岩祐治神奈川県知事が中心となって進める「かながわシープロジェクト Feel SHONAN」という観光プロジェクトです。これは、2020年開催の東京オリンピックや14年度完成予定のさがみ縦貫道路の開通を前に、神奈川の「海」の魅力を世界に向けて発信するというもので、ここで同プロジェクトは今年10月、〈湯河原から三浦までの相模湾沿岸を「湘南」と呼びます!〉と宣言。つまり、三浦半島の先端の三浦から、横須賀、小田原
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