タグ

2023年12月22日のブックマーク (2件)

  • 【解説】石炭火力発電におけるアンモニア混焼は、欠陥のあるアプローチだと言える理由

    政府と石炭業界は、石炭火力発電所においてアンモニアを混焼燃料として利用することにより二酸化炭素排出を削減できるとして、これを脱炭素に向けた戦略として推進しています。しかし、アンモニア混焼には、排出量削減力、コスト競争力、さらに大規模展開における技術的実現可能性の面においても限界があります。そのため、世界の気温上昇を1.5°C未満に抑えるための道筋とは相容れないものがあります。確固たる排出量削減規制のない中、混焼に期待を託しているうちに、ゼロエミッションを実現できる既存の選択肢、しかも実行可能で大規模展開も可能な技術的選択肢の導入が遅れてしまうかもしれません。記事では、日が掲げる脱炭素に向けた戦略としての限界やリスクに焦点を当て、混焼について解説します。 アンモニア混焼とは 混焼とは、燃焼に用いる石炭の一部をアンモニアに置き換えることを指します。アンモニアを燃やせるように発電所を改修

    【解説】石炭火力発電におけるアンモニア混焼は、欠陥のあるアプローチだと言える理由
  • 児玉真美『安楽死が合法の国で起こっていること』(ちくま新書) : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    12月21 児玉真美『安楽死が合法の国で起こっていること』(ちくま新書) カテゴリ:社会8点 相模原障害者施設殺傷事件、京都ALS嘱託殺人事件、そして映画『PLAN 75』など、日でもたびたび安楽死が話題になることがあります。 安楽死については当然ながら賛成派と反対派がいますが、賛成派の1つの論拠としてあるのは「海外ではすでに行われている」ということでしょう。 著者は以前からこの安楽死問題について情報を発信してきた人物ですが、著者が情報発信を始めた2007年頃において、安楽死が合法化されていたのは、米オレゴン州、ベルギー、オランダの3か所、それとスイスが自殺幇助を認めていました。 それが、ルクセンブルク、コロンビア、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア(一部を除く)、スペイン、ポルトガルに広がり、米国でもさまざまな州に広がっています。 では、そういった国で実際に何が起こっているのか?