地中海・紅海結ぶ鉄道計画=スエズ運河を補完−イスラエル 地中海・紅海結ぶ鉄道計画=スエズ運河を補完−イスラエル 【エルサレム時事】イスラエル政府はこのほど、同国の地中海沿いと紅海沿いの都市を結ぶ鉄道の建設構想を打ち上げた。スエズ運河に次ぐアジア、欧州間の貿易の要衝を担う狙いがある。 ネタニヤフ首相は1月29日の閣議で「この路線の建設は、イスラエルにとっても国際的にも戦略的に重要だ」と訴え、特に中国やインドの関心を呼ぶだろうと指摘した。 民主化運動「アラブの春」以降、スエズ運河を管理するエジプトで政情不安が続いていることへの対処との観測もあるが、ロイター通信によると、当局者はこうした見方を否定。あくまで通行量が増大するスエズ運河を補完する役割と強調する。(2012/02/05-14:32)