政府と東京電力は25日、福島第1原発の廃炉作業について検討する中長期対策会議を開き、1〜4号機の使用済み核燃料プールの燃料を保管するため、敷地内にある共用プール内の燃料を移送する仮置き施設を建設することを決めた。来月中旬にも着工し、今年末以降、共用プールの燃料を順次移送する。その空きスペースに、1〜4号機プールの燃料3108本を保管する。 仮置き施設は敷地内グラウンドに建設される予定で、約8000平方メートル。空気で使用済み核燃料を冷却する乾式の保管施設で、燃料3500本の保管が可能になる。共用プールは6840本の燃料集合体を保管できるがほぼ満杯状態で、仮置き施設の建設が必要になっていた。 このほか対策会議では、地下水が原子炉建屋に浸入するのを防ぐため、地下水のバイパス工事に着手することも決めた。地下水のバイパス用配管とタンク(3000立方メートル)を建設し、8月から運用する。原子炉建屋へ
気象庁は25日、7~9月について、平年と比べ夏の暑さをもたらす太平洋高気圧が勢力を強めるため、西日本と沖縄・奄美で高温傾向となり、東日本でやや高温傾向とする3カ月予報を発表した。気象庁によると、今夏はフィリピンの東海上で平年より多雨の傾向があり、積乱雲の発達に伴う上昇気流が日本の南海上で下降気流となり、太平洋高気圧が勢力を強める。 東日本太平洋側と西日本では7月後半から太平洋高気圧に覆われ、晴れの日が多くなる。8月に入ると東・西日本、沖縄・奄美で太平洋高気圧に覆われる。 太平洋高気圧の勢力は秋も続き、北からの寒気が流入するため、秋雨前線の活動が平年よりもやや活発になる。9月の東・西日本はやや多雨傾向とした。 気象庁は「平成22年の記録的猛暑ほどにはならないが、1、2週間程度の期間で気温上昇がある。厳しい残暑にはならないだろう」としている。
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