是より先四月二十二日、栄一、同志社大学設立につき井上馨邸に催されたる新島襄後援の為めの会合に出席し、是日重ねて同主意のもとに開かれたる大隈外務大臣官邸の集会に岩崎弥之助等と共に出席、之を賛助して金六千円寄附を決す。爾後栄一、右基金の募集及び管理に尽力する所頗る多し。 出典:『渋沢栄一伝記資料』 2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代 明治六年−四十二年 / 2部 社会公共事業 / 4章 教育 / 3節 其他ノ教育 / 2款 同志社大学 【第27巻 p.8-32】 『渋沢栄一伝記資料』第27巻目次詳細 http://www.shibusawa.or.jp/SH/denki/27.html 東京日日新聞 第五〇一四号 明治二一年七月二一日 ○同志社への寄附 新島襄氏等が兼て西京なる同志社の位地を進めて大学となさんとの計画あることハ、既に世の知る所なるが、先頃ろ大隈・井上の両伯も京坂地方漫遊