木村コーチ 夫人の手でユニホーム着せられ無言の帰宅 くも膜下出血で入院していた巨人の木村拓也内野守備走塁コーチ(37)が7日未明、広島市の広島大病院で死去した。若いコーチがグラウンドで倒れ、他界するという悲劇に、球団には深い悲しみが広がった。原辰徳監督は「巨人が弱いときにきてくれて、しっかり貢献してくれた」と涙ながらに語った。 木村拓コーチは2日の広島―巨人1回戦(マツダ)の試合前、ノックを打っている際に倒れた。すぐに人工呼吸などの処置が施され病院へ搬送されたが、意識は戻らなかった。球団によると、遺体は夫人の手でユニホームを着せられ、広島市内の自宅に帰ったという。 昨季まで現役でプレーし、選手にとっては兄貴分のような存在だった。阿部慎之助主将は「まだ受け入れられないというか、本当なのかというのが正直なところ」とぼうぜん。宮崎南高の先輩に当たる清武英利球団代表は「どん底にいた巨人を日本一