地球温暖化の脅威や高騰する石油価格を受けて、代替エネルギーにスイス企業は目をつけている。それは動物の死骸からディーゼル燃料を作ろうというものだ。 しかし、愛するペットが「マイカーのガソリンに終わる」という見通しには抵抗のある人も多く、このアイデアに賛否両論が飛び交っている。 世界中でエネルギー消費は増え続けるばかり。石油資源は無限ではないうえ、石油燃料を大量に燃やすため加速される温暖化現象がともなって、世界では新しいエネルギー資源の模索にやっきになっている。 ある国では菜種や穀物などの食物繊維を基にしたバイオ燃料(食物資源を再生すれば大気中のCO2濃度を上昇させずに済むバイオマスエネルギー)を奨励する方針だ。スイスでは動物の粉や脂(あぶら)からエンジン用燃料を作ろうという試みがなされている。 10年前までは家畜肥料に 最も大きなプロジェクトはスイス全土の半分以上の動物残滓(ざんし)を扱うセ
「スイス人は真面目で伝統にこだる」といった「ステレオタイプのイメージ」は実際とは違うことが49カ国を対象に行なわれたステレオタイプ研究で判明した。そればかりか、スイス人は新しいものに対して大変オープンだという判定になった。 米国バルチモアの国立老化研究所が世界各国の研究者85人と提携して行なった調査結果から、「イタリア人は情熱的で、ドイツ人は厳格、アメリカ人は自己主張が強く、インド人は親切」といった国民性を現す「ステレオタイプのイメージ」は大抵の場合は間違っていることが証明された。 「典型的なスイス人を説明しろ」と言われれば、まず、思い浮かべるのは時間をきちんと守り、粘り強く、信頼できる人物。しかし、否定的な面としては孤立した、伝統にこだわる保守的な国民をも想像するだろう。 このような、「ステレオタイプのイメージ」の国民性は本当に存在するのかどうかに焦点をあて、研究を行なったのは米国、バル
欧州にあるとされるテロ容疑者の秘密収容所疑惑について、欧州会議が調査に乗り出した矢先、スイスの大衆紙ゾンタークスブリックが、スイス情報局が入手した収容所の存在を裏付ける可能性の高い文書を1月8日、公開した。 問題の文書は在ロンドンのエジプト大使館とエジプト外務省の間で昨年11月10日に交わされたファクスの内容を報告するもので、スイス情報局が衛星の受信装置オニックス(Onyx)を通し、同月15日に入手したというもの。 スイス情報局が受信した情報には、ルーマニア、ウクライナ、コソボ、マケドニア、ブルガリアにテロ容疑者とされるイラク人やアフガニスタン人合計23人を収容する秘密収容所の存在が示されている。 各国の情報局が同じ情報を持っているはず 秘密収容所が存在し、そこではテロの容疑者とされる人々が連行され、事情聴取では虐待もされていると人権擁護団体などから指摘されてきた。しかし、ライス米国務長官
去年12月13日、全州議会は6月の国民議会の決定に続き、出生前診断に対する規制を緩和することを決定した。法改正には、出生前診断を行う上での厳しい条件も設けている。 この議決の立役者となったルーク・ルコルドン議員が、スイスインフォに出生前診断について語った。ルコルドン議員は彼自身も重い障害を持って生まれてきた。 これまで、体外受精を選んだ夫婦は生まれてくる子供に障害があるかどうか、試験管の段階でチェックすることは不可能だった。母体が妊娠するまで障害の有無がチェックできないのは不条理だとして他の欧州諸国では可能となっている国も多いが、この流れにスイスも続く方向だ。 去年6月に国民議会がこの法案を討議する際に、ルコルドン議員は、他の議員らを前に「深刻な障害を持って苦しんで生きるより、生まれないことを選択したい子供たちの名前において、その中の一人である私は、出生前診断の規制緩和を求めます」と訴えた
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