『私たちの思考プロセスにはいくつかの核となる要素があるが、相手の気持ちを変えられるのは、それらの要素と一致したときであるというのが、本書の主張である。』
『私たちの思考プロセスにはいくつかの核となる要素があるが、相手の気持ちを変えられるのは、それらの要素と一致したときであるというのが、本書の主張である。』
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン われわれは今、「民主主義」や、「資本主義」など、近代西洋が作り上げてきた思想や制度を〈便利な空気のように当然だと思って〉生きている。 しかし、少し目を大きく開けば、世界には矛盾があふれている。日本と中国は反目しあう。朝鮮は分断されたままだ。パレスチナに紛争は絶えない。アフリカの貧困と混乱はいつまでたっても解消されない。アメリカは独善的な暴力をふるう。冷戦は資本主義の勝利に終わったが、資本主義そのものは決して万能の体制ではない。 そういったことを、〈まるめこんで「いい社会」だとか、「もっとよくなる」とかと安易に言ってはならない〉、〈「こういう矛盾がある」「こういう限界もある」とちゃんと言ったほうがいい〉。 〈ルネ・ジラールという現代フランスの哲
ジェームズ・スベンソン『扉の法則』(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊) まず、夢を見よう。それがすべての出発点だ。そして自分の力を信じ、勇気を出し、実行に移そう。 夢とは、まだ実現していない目標のことである。大切なのは、その実現のために最善を尽くして社会に貢献するという高い志を持つことだ。 世の中で最も残念な言葉は、「やってみたらできたかもしれない」である。それに対し世の中で最も感動的な言葉は、「やってみたらできた」である。 さて、あなたはどちらを選ぶだろうか?(p.13) いわゆる自己啓発書であるが、真新しいところは特にない。この類に明るい読者であれば、既知の内容ばかりかもしれない。強いていえば随所に著名人の言葉を引きながら説得力を加えているところに特徴が見いだせる。 しかし、読み進めていくうちに本書には思わず行動を起こしたくなるような仕掛けがちりばめられていることに気づく。冒頭で引用
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