前回は,「NOという相手にYESといわせる会話術」というタイトルで,「説得を成功させるためには「相手が自分で判断を変える」ように情報を与えることが必要」という話をしました。ここでのポイントは,「情報は与えるが,最終判断は相手にしてもらう」ということです。 人は他人に決められることを嫌い,自分で決めることを好みます・・・特に「リーダー資質の高い人」や「能力が高く,自分で組織をぐいぐい引っ張る人」はその傾向が顕著です。 このような人たちに,「こうすべきだ」,「なぜ,こうしないのか」という直線的な言葉は禁物・・・怒らせてしまいます。しかし,「かつてこんなことがありました・・・」,「このままだと,こんなことが起こるかもしれない・・・」という間接的な情報なら怒ることなく,これらの言葉(メリット情報やデメリット情報)を受け入れ次第に影響されていきます。 そこで,この性質を利用して,「相手が判断を変える
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