一級建築士の船渡亮さんとセックスレス専門カウンセラー三上かすみさんの共著『セックスレスにならない間取り 子供がいても夫婦円満の仕組み』(株式会社かえるけんちく)は、こんな見出しから始まる。 「家のどこでセックスするの?」 これは世界中にプロジェクトを抱えるスター建築家、隈研吾(くまけんご)さんの「夫婦は家のどこでセックスをするの?」という言葉を引用したものだという。 夫婦のセックスを「間取り」から考え予防しよう、という目的の当書籍。一級建築士でありながら、自身も一人の父親として生活する船渡さんが、知識と経験から夫婦のセックスレス問題について考える。 著者の船渡さんは、セックスするのに必要な条件は、以下の5点だと述べる。 (1)二人の合意 (2)精神的な余裕 (3)身体的な余裕 (4)二人だけになれる時間 (5)二人だけになれる空間 ラブラブなカップルであればいつだって条件を満たすことができ