２０１３年５月１５日は、東京・国立競技場でJリーグが初めてキックオフされてから２０年目の記念日だった。一つのムーブメントとしてのJリーグが成し遂げてきた偉業は盛大に祝福されたが、個々のクラブの残してきた業績にスポットライトが当てられた例は少ないようだ。 このコラムでは、５つの項目に基づいて、リーグの最初の２０年間にどのクラブが最も優れた結果を出してきたのかを検討してみたいと思う。観客動員数、タイトル獲得数、過去５年間の結果、日本のワールドカップ（W杯）出場メンバーへの輩出選手数、そして欧州主要リーグに送り出した選手の人数の５項目だ。 最終的な目標は、ひとつのシンプルな疑問に答えることだ。Jリーグ創設からの２０年間で、日本の最高のクラブだったのはどこだろうか？ 【サポーター数】 サポーターに関してトップのクラブは、当然ながら浦和レッズだ。単純に数が多いというだけではなく、非常に情熱的で、クラ

９日、クラブワールドカップのサンフレッチェ広島対アル・アハリが行われ、２－１でアル・アハリが勝利を収めた。 試合後、ミックスゾーンに現れた広島のキャプテン、佐藤寿人は開口一番「いやー…悔しいっすね」と語り、以下のように続けた。 佐藤：「内容だけを見れば、勝たなきゃいけないゲームだと思います。立ち上がりにアクシデントがあってその間に先制もされたけど、自分たちでリズムを取り戻してゲームをコントロールできた。前半のうちに同点に追いつけたし、全体的にいっても、相手のほうがチャンスは少なかったし、でも結果は１－２というスコア。限られたチャンスを向こうは決めて、うちはそれを決められなかった。そういうところは差というか、自分たちがこういう舞台で、来年であればACLでやっていくためには、しっかりとチャンスを決めることが求められる。 失点のシーンではちゃんとカバーに入れてなかったと思うし、リーグ戦であれば１

なでしこジャパンはブラジルと相性が良い？ ８月３日１７時（日本時間で２５時）から、なでしこジャパンはカーディフのミレニアム・スタジアムでブラジルと準々決勝を戦う。スコアレスドローが２試合続いているなでしこだが、次は決着をつけなければメダルどころか即帰国を強いられてしまう。 ブラジルとの戦いは、未知数の部分が大きい。日本女子代表がブラジルと公式国際大会で対戦するのは96年のアトランタオリンピック以来、実に16年ぶりとなる。何度か親善試合などで戦ったこともあり、対戦成績は３勝１分２敗。今年４月にはキリンチャレンジカップで４－１となでしこが快勝した。一見、相性の良い相手に見える。 けれど、この結果はあてにならない。なぜなら、絶対的エースのマルタがいなかったからだ。もはや説明不要かもしれないが、マルタはFIFA年間最優秀選手に５年連続で輝き、『スカートをはいたペレ』とペレ自身からも認められるほどの