まさかこんなに歌心あるソングライターだとは思わなかった。このアルバムを聴いてあらためてそう実感する人も多いのではないだろうか。レディオヘッドのドラマー、フィリップ・セルウェイの初のソロ・アルバム『ファミリアル』。ドラマーのアルバムとは思えない、ラフな温もりと穏やかな目線によって描かれるた楽曲は、本人もフェイヴァリットにあげるボニー“プリンス”ビリーや、同じようにウィスパー・ヴォイスが魅力だったエリオット・スミスらの作品を思い出させるほどにヒューマンで味わい深い。もっとも、これまでに伏線がなかったわけではなく、元クラウデッド・ハウス/ザ・フィン・ブラザーズのニール・フィン&フレンズ名義で2001年に発表された『7 Worlds Collide』に同じレディオヘッドからエド・オブライエンとともに参加し、すでにその片鱗を覗かせていたのを覚えている人もいることだろう。その時の人脈を活かして、今回の
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