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ブックマーク / febri.jp (10)

  • 衝撃作『アキバ冥途戦争』の制作舞台裏 シリーズ構成・比企能博インタビュー① | Febri

    ――まずは作に参加したきっかけを教えてください。 比企 自分が株式会社ピタという、杉浦(理史)さんが代表をしている脚家の事務所に所属していまして、Cygamesさんと杉浦さんでアニメを作ることになって、そこに脚家として呼んでいただきました。最初は4人でシリーズ構成を立てずに半年くらい打ち合わせをしていたんですけど、やっぱりシリーズ構成を立てようという話になって、自分を指名していただいたという流れです。 ――経歴を拝見すると、TVアニメのシリーズ構成は初めてですね。 比企 そうですね。シリーズ構成もだし、TVアニメの脚を書くのも初めてでした。だから知らないことも多くて、それを恥ずかしいと思っちゃったんですよね。プロデューサーや脚家たちで脚を考えていくのをアニメ業界では「ホン読み」って言うじゃないですか。僕、昔は演劇をやっていたんですけど、演劇で「ホン読み」と言ったら役者さんが来て

    衝撃作『アキバ冥途戦争』の制作舞台裏 シリーズ構成・比企能博インタビュー① | Febri
  • いみぎむるが語る『リコリス・リコイル』のキャラクターデザイン① | Febri

    ――アニメのキャラクターデザインは初めてということですが、どのような経緯で参加したのですか? いみぎ ある年の冬コミ(冬のコミックマーケット)で監督の足立(慎吾)さんと偶然お会いしたのがきっかけです。まさか自分がアニメーションのキャラクターデザインをするなんて想像もしていなかったので、お誘いをいただいたときは当に驚きました。 ――足立さんのことはもともと知っていたのですか? いみぎ もちろんです。『WORKING!!』や『ソードアート・オンライン』も大好きで、足立さんの描く「シンプルだけどかわいい」絵のイメージには、ずっと昔から影響を受けていました。 ――足立さんは、いみぎさんの絵について「自分もこんな風に描けたら」と思っていたそうです。お互いに影響を受け合っていたんですね。 いみぎ そうなんですか? それはめっちゃうれしいですし、光栄です。たしかに足立さんと編の映像の話をすると、よく

    いみぎむるが語る『リコリス・リコイル』のキャラクターデザイン① | Febri
  • 『リコリス・リコイル』足立慎吾が初監督作で描きたかったこと② | Febri

    ――作画について聞きたいのですが、千束(ちさと)とたきなをはじめ、当にキャラクターたちが生き生きとかわいらしく描かれていますね。 足立 ありがとうございます。自分はこれまで作画のセクションで仕事をしてきましたけど、今回は現場ではほぼ絵を描いていません。演出部分と作画部分を両立できるほどの才能もスケジュールもありませんから(笑)。なので、欲張らずに脚、演出面に注力しました。千束たちをかわいいと思っていただけたなら、それは副監督の丸山裕介くんや作画のリーダーである山由美子さんをはじめとする、スタッフの力によるものです。 ――作では絵コンテやシナリオに注力したと。 足立 そうです。そこは僕にしかできない部分なので、今回はそちらに全力投球をしました。押さえるべき芝居などは、絵コンテでコントロールしています。現場に入ってから監督チェックの工程があると、ボトルネックになりますからね。 ――進行

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  • 2期放送直前!『メイドインアビス』を振り返る特集 シリーズ構成・倉田英之インタビュー | Febri

    小さな“探掘家”が超ド級にハードなストーリーを繰り広げる、異色ファンタジー『メイドインアビス』。一切妥協しない描写の数々が話題を呼んだこのアニメ版は、いったい何を達成したのか。アニメ化にあたり原作の物語を見事に再構築した脚家・倉田英之。彼が見た『メイドインアビス』の世界観とは? ――まずは、参加の経緯からお伺いできますか? 倉田 この作品の前に、キネマシトラスさんで『灼熱の卓球娘』という作品をやっていたんですが、その作業が終わる頃にアニメーションプロデューサーの小笠原(宗紀)さんから声をかけていただき、原作の単行を受け取りました。あとから気づいたんですけど、じつは以前、第1巻を読んでいたんです。 ――そうだったんですか! 倉田 というのも、僕とつくし先生には共通の知り合いがいて、何年か前にその人の新年会で顔を合わせていたんです。そのときに、つくし先生人から『メイドインアビス(以下アビ

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  • 水島精二① 演出・監督の仕事を意識した『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』 | Febri

    ――1作目は映画うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(以下、ビューティフル・ドリーマー)』です。これは監督にとってどんな作品なのですか? 水島 アニメの演出家の仕事、監督の仕事というものを最初に意識した作品なんです。 ――監督はTVシリーズと同じ押井守さんですよね(TVシリーズでの役職名は「ディレクター」)。 水島 TVシリーズが始まったのは高校生の頃だったんですけど、そのときは監督の名前をまだ意識していなかったんですよ。好きなマンガがアニメになって、しかも内容も面白い、うれしいなあ……みたいな感じで。キャラクターの絵もかわいかったし、越智一裕さん(『うる星やつら』では「越智裕」名義)や山下将仁さんが面堂終太郎の初登場回(第14話「面堂はトラブルとともに!」)とかでやっていた金田アクション(※1)も刺さりました。つまり、TVシリーズのときは「アニメーターってすごい! 高橋留美子作品

    水島精二① 演出・監督の仕事を意識した『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』 | Febri
  • 草野華余子 ①アニメオタクへの目覚め 『スレイヤーズ』シリーズ | Febri

    シンガーソングライターとして音楽活動を行うかたわら、LiSA「紅蓮華」をはじめ数多くのアニメ主題歌も手がける草野華余子が選ぶアニメ3選。連載インタビューの1回目は、アニメオタクに目覚め、今もなお影響を受け続けていると語る『スレイヤーズ』。 ――1目は『スレイヤーズ』です。放送当時、草野さんはまだ小学生ですよね? 草野 10歳か11歳だったと思います。最初は「Get along」や「Give a reason」といったOP主題歌に惹きつけられたのがきっかけでした。林原めぐみさんや奥井雅美さんの声に子供ながらにものすごいパワーを感じて、そのままアニメ編を見たらめちゃくちゃハマったんです。父にアニメイトに連れていってもらって原作小説を買ってもらい、それも読み込むようになりました。 ――小学生で原作小説にまでさかのぼって読むのは珍しいですね。 草野 もともとはよく読むほうなので、私としては自

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  • 『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』四宮かぐや役・古賀 葵インタビュー① | Febri

    ――第3期は「これぞ『かぐや様』」といった始まり方でしたが……まず、第1話に出てきた『イケメンが励ますCD』は欲しいですか? 古賀 めちゃめちゃ聞いてみたいです! ああいうCDは聞いたことがないので、どこまで耐えられるかわからないですけど(笑)。収録は別だったので、オンエアを見てさすがだと思いました。作品内ではあの甘い声で女子たちがどれだけ卒倒しているんだろうと(笑)。 ――ここまでのオンエアを振り返っての感想を聞かせてください。 古賀 第1話はやっぱり「帰ってきた感」がすごかったです。さっき話題にあがった『イケメンが励ますCD』はもちろんですが、第2話で早坂が歌うシーンでは、ちゃんとカラオケバージョンの歌が録ってあったり、細かいネタにこだわって作っているところもさすが『かぐや様』だなと思いました。第3話にはマキちゃん(四条眞妃)も出てきましたが、第3期ではマキちゃんも活躍するので、それも

    『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』四宮かぐや役・古賀 葵インタビュー① | Febri
  • 『地球外少年少女』と『プラネテス』の接触点 磯 光雄×幸村 誠 スペシャル対談① | Febri

    ――おふたりは今日が初対面なんですよね。 磯 そうです。『プラネテス』は以前から拝読していたので、お会いできてうれしいです。 幸村 こちらこそ光栄です! 僕の宇宙知識は20年前で止まっているので、『地球外少年少女』を見たときは稲が走って、「最新の情報を取り込んだらこんなことになるのか!」と感動をおぼえました。 磯 それは光栄です。でも、『地球外少年少女』の宇宙描写に関してはかなりチャランポランなので、『プラネテス』には遠く及ばないと思っています。 幸村 いやいや、そんなことないですよ。宇宙ステーションがあんな柔らかい素材でできているなんて衝撃でした。でも、よく考えたら、インフレータブル(※1)なほうがペイロード(※2)が浮きますよね。僕にはとても想像の及ばない世界観でした。 磯 うれしいですね。今ある宇宙アニメの多くは『機動戦士ガンダム』の延長線上にある気がするので、もし少しでも違う風景

  • 原作訳者・古川日出男に聞く アニメをより楽しむための『平家物語』ガイド① | Febri

    ――現在放送中のTVアニメ『平家物語』、いかがでしたか? 古川 とても感動しました。あのオープニングアニメーションから最高ですよね。重盛が手を振って、徳子がニコッとしているだけで感動します。通しで2回見たんですけど、見るたびに理解が深まるという、そういう作品だなと思っています。 ――『平家物語』との出会いはどんなものでしたか? 古川 僕は福島出身で平家とは縁もゆかりもなく育ったので、学校とマスメディアから得る情報以外は持っていませんでした。那須与一(なすのよいち)が「ほうら、的を射た、すごいだろう!」みたいな、戦争をカッコいいと思ってしまうようなシーンが描かれた物語というイメージもあって。壇ノ浦の悲劇はわかっていましたが、それでも「勇壮な戦いのドラマ」として世間に流布していると感じていたんですよ。だから『平家物語』に肩入れしたことは、ずっとなかったんです。 ――『日文学全集』を編むにあた

  • 『ワンダーエッグ・プライオリティ』が 特別なアニメだった理由① | Febri

    作がTVシリーズ初監督作品となる若林は野島から脚を受け取った際、「女の子の青春群像劇的な部分をドキュメンタリックに作ってほしい」と伝えられたという。「キャラクターが勝手に動くことを求められていると理解しました。ロジックで固められたストーリーは、たしかに綺麗に説明できると思いますが、それだけでは面白くならないと思うんです。最初はキャラクターをわかりやすく描こうとするあまり、セリフや描写に力が入りすぎてしまったので、野島さんに相談したところ『もっと、何を考えているかわからないぐらいの距離感がいい』と教えていただきました。『その人が予定調和を壊すことで面白いドラマが生まれる』。僕自身も予定調和にはしたくないと思っていたので、粘り強く取り組んでいきました」 作の制作において最初に取り組んだのは、キャラクターづくりだった。野島が書いたシナリオはすでに存在する。しかし、そこにはまるで演出の力を試

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