ロシアの首都モスクワで、プーチン政権に批判的な野党勢力が開いた集会に対して警察が解散を命じ、命令に従わなかった参加者1000人余りが拘束されました。 モスクワ市役所の前では27日、立候補できなかった候補者やその支持者などおよそ3500人が公正な選挙を求める集会を開こうと集まったところ、待機していた警察に「無許可の集会だ」として解散を命じられました。 しかし参加者の多くは命令に従わず、内務省によりますと、これまでに1074人が拘束されたということです。 野党勢力を支持する18歳の男性は、「立候補が認められなかった人たちを応援しようと来ましたが、広場から追い出されました。こんなに大勢が拘束されるとは思いませんでした」と話していました。 モスクワでは、今月20日にも公正な選挙を求めておよそ2万人が参加する集会が開かれるなど、ことし9月の選挙に向けて、プーチン政権と野党勢力の緊張が高まっています。
![ロシア 警察が反プーチン野党集会の参加者1000人超を拘束 | NHKニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/68ef293f1b7b94dd5faad131be39e703ae12d2de/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20190728%2FK10012011451_1907280230_1907280236_01_03.jpg)