NTTデータら6社で構成される「実践的アプローチに基づく要求仕様の発注者ビュー検討会」(以下、発注者ビュー検討会)は18日、同検討会による最初の成果物の公開と、今後の体制強化に関する発表を行った。 発注者ビュー検討会は、顧客に分かりやすい統一的な仕様記述方法や合意方法を検討する目的で、NTTデータ、富士通、日本電気、日立製作所、構造計画研究所、東芝ソリューションの6社によって2006年4月12日に発足した。従来、情報システムの要求仕様は開発者側の視点で記述されることが多かった。しかしこの場合、発注者である顧客の要求を正確に反映できていないケースがあり、顧客側も要求仕様書を正確に読み取れないため、それに気付き難いという問題があった。 同検討会の目的は、発注者の視点で記述できる統一的な仕様記述法のガイドラインを策定することにより、設計段階での開発者と顧客の認識の齟齬を無くそうというもの。検討は