[東京 7日 ロイター] KDDI9433.Tは7日、携帯電話の契約で番号継続制(MNP)を利用した転入出数が7月は1200件の転出超になったと発表した。同社がMNPで転出超となるのは、06年10月に同制度が導入されて以来初めて。 7月にはソフトバンク9984.Tが米アップルAAPL.Oの携帯電話端末「iPhone(アイフォーン)3G」を発売しており、転出超につながった面があるとみられる。KDDIは、アイフォーンの影響について「一時的にあったようだ」(広報担当者)と分析。アイフォーンの人気持続力を含め8月以降の動向を見極めたいとしている。 一方、携帯契約数も1万7000件の純増と低調だった。1─3月に売り込みをかけたプリペイド携帯の解約が約2万件あったことなどが響いた。KDDIの広報担当者は「7月上旬との比較では、下旬には増加基調が見えてきている」と説明している。
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