カビ騒動で「株価30%超下落」から半年……ベースフードはなぜ今“急成長”しているのか:古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」 今からおよそ半年ほど前、ベースフードが大規模な自主回収騒動を引き起こしたことを覚えているだろうか。 同社の主力商品である完全栄養食、「BASE BREAD」にカビが発生しているというSNS上の口コミが問題の発端だった。2023年10月24日には問題のロットであった76万食を回収する事態となった。 当時、企業側の対応が後手に回ったこともあり、消費者の信頼を大きく損なう形となった。その結果、同社の2024年度の業績予想は今回の損失も含めて20億円ほど下方修正することになってしまった。株価は当時、わずか1カ月で30%以上暴落する展開となっていたのだ。 件の騒動から半年、同社の業績は実際にはどのように推移したのだろうか。 ベースフードの業績は好調に推移 販路としては自社EC