日本電信電話(株)(NTT)と大阪大学が、テレポーテーション型量子計算の実証に世界で初めて成功したのだそうです。 量子力学の原理で超並列演算処理を可能とするとされ、登場が待望されている「量子コンピュータ」ですが、現状では、さまざまな課題があるために実現困難な状態と言わざるを得ません。量子を使って演算するキモである「量子ゲート素子」の具現化がその課題の1つなのですが、その量子ゲート素子を構成する「制御NOTゲート」の開発が特に困難とされています。 この制御NOTゲートの実現にテレポーテーション型量子計算が有効である、ということは理論上すでに確立していたのですが、具体的な証明がなされていない状態でした。今回、その実証に成功したことによって、量子コンピュータの実現へ新たな突破口が開かれたかっこうです。 この実証では、4つの光子を使って特殊な「量子もつれ」を生成し、その量子もつれを利用して別の場所
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