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父娘に関するllenaのブックマーク (2)

  • 2008-04-11 - ぼんやり上手

    十六、エピローグ 千葉島に夏が訪れ、秋に変化し、そこに冬が忍び寄ったかと思うと、また春に取って代わられた。その単調な繰り返しがどれだけ続いたことだろう。 鈴木はサチコの残した髪の毛を桐の箱に入れ、押入れの奥深くにしまいこむと、季節の移ろいにも、日々の生活にも一切無頓着になっていた。 あの日以来、毎日の虚ろな気持ちをやりすごすため、仕事に打ち込み、週末も工場に通った。髪の毛を売りに来る娘たちの相手だけは、ほかの工員にまかせた。幸い、海外向けに醤油の輸出の話もきていて、工場の景気は上向いてきていた。仕事は山のようにあったので、それに没頭しているとしばらくはサチコのことを忘れられた。 しかし、集中力が途切れたときにふと、サチコがいなくなる前の晩のやりとりがよみがえることがあった。頭の中で、鈴木は何度サチコにあの時とは違う言葉をかけたことだろう。鈴木が「ずっとこの家にいなさい」と言うと、想像の中の

  • それ言わなくてもいいのに日記 - イチニクス遊覧日記

    結婚できない男」というドラマを何回かテレビで見たことがある。わりと面白くて、人気もあったドラマだと思うんだけど、この主人公の言動は(顔ではなく)うちの父親にとてもよく似ていていた。 たとえば、建築家である主人公のところに依頼に来たカップルが、結婚後に奥さんは仕事を続けるのかどうかでもめている場面での台詞。 「まあ話を聞いたところでは、奥さんの思い過ごしと言うか…ご主人はあなたを必要としているわけだし、あなたに家にいて欲しいんですよ。 今の職場でこんなに求めてくれる人がいますか? 必要とされる所にいた方が良いでしょう、居ても居なくても同じような所にいるよりは…」*1 前半はいいとして、後半のこの、言わなくてもいいひと言が、もう…ものすごくうちの父さんぽい。あまりにも似ている。他人事とは思えない…!と兄弟で言いあった。(ただドラマを全部見たわけじゃないので、あくまでもこの場面の印象だけど)

    それ言わなくてもいいのに日記 - イチニクス遊覧日記
    llena
    llena 2008/03/13
    歯磨きチューブが鼻から出る
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