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2008年4月22日のブックマーク (1件)

  • 『松ヶ根乱射事件』(山下敦弘監督) - リオ・デ・ジャネイロの祭り

    (人間って悲しくて、可笑しくて、情けなくて、いとおしい)とチラシに書いてあったけれど、ぜんぜんいとおしいとは思えなくて、みんな撃ち殺されてしまえばいいのにと思った。最後に乱射する直前に、登場人物が普通に暮らしている様子を順番にみせていくところで、やさしげな音楽がかかったりして、まるで保険会社のコマーシャルみたいないとおしさの演出がちょっといやだった。映画が登場人物たちを許したり肯定したりするのが気に入らない。 たとえば『叫』で幽霊が(あなただけ許します)と言ったりするけれど、幽霊が勝手に許すと言っているだけで許されることがいいことなのかどうかもわからないし、映画は主人公を許すとか許さないとか言っていなかったのでみていてもいやじゃなかった。『ばかのハコ船』とかはそういういやじゃなさがあったけれど、『松ヶ根乱射事件』はその演出がいやだった。でもその演出がいやだと思ったのは、その最後に至るまでで

    『松ヶ根乱射事件』(山下敦弘監督) - リオ・デ・ジャネイロの祭り